昆虫の飼い方
まずは飼育環境を考える
カブト虫、クワガタ虫といえば夏を連想します。夏に突然出現する訳ではありません。幼虫期間から蛹となり無事に成虫へと羽化したものが野外で出会います。日本のオオクワガタやヒラタクワガタなどは寿命が日本のカブト虫と比べると夏を過ぎても生存する可能性が高いです。環境さえ合えば2年、3年、それ以上も。外国産のクワガタ虫もオオクワガタやヒラタクワガタなども同じで寿命が長いものもいます。ですが日本のクワガタ虫との違いは冬眠しないところです。冬眠する日本のクワガタ虫は冬場からエサを必要としなくなります。外国産のカブト虫やクワガタ虫は冬場だとしてもエサが必要です。目立った違いは冬場のエサの有無ぐらいです。分類学上、昆虫は哺乳類とは違う種ではありますが大切な家族として接して欲しいと願ってます。その為の適切な環境作りとして幾つか提案します。
望ましい温度帯
昆虫と暮らすにあたり考えて欲しいのは温度です。種類にもよりますが20〜26℃の間がだいたいのカブト虫、クワガタ虫が生活するに適した温度帯となります。春先や秋など温度管理しなくてもこの温度帯だと思います。実際のところ温度管理する場合エアコンを使っているブリーダーが多数だと思います。電気代のことを考えると昆虫のためにエアコンつけっぱなしってどうなのと考えるのが一般的だと思ってます。大量に飼育してるなら部屋全体を一定の温度に保つほうが効率いいのは間違いでないです。しかし少量なら…
こんな時、にし阿波甲虫館のセンサーをアレとアレ組み合わせると、はるかに安価に一年中飼育することが可能になります。マジで安価です。デメリットは多数飼育には向かない点です。どっかのタイミングで紹介します。
ストレスをなくす
日本のカブト虫、クワガタ虫の飼い方は複数いた場合大きな虫カゴ(ケース)にごちゃ混ぜで真ん中付近にエサ皿置いてみた的なパターンが多いのではないでしょうか?昆虫の思考回路はそう複雑ではなくエサの確保を優先します。エサの数が飼育数と同じかそれ以上でない限りエサの奪い合いが起こります。♂だろうが♀だろうが関係なく起こります。この奪い合いは勝ったほうも負けたほうも寿命を縮めます。奪い合いが起こらないように複数匹をひとつのケースではなく、1匹ずつ単独飼育が基本となります。外国産のものも同じです。
飼育ケースは下のクリアースライダーをオススメします。流石にヘラクレスオオカブトのオスのような大型昆虫は無理ですが100mm程度の昆虫までならこれで十分です。そこそこの値段がするように見えますがホームセンターとかで販売している虫カゴより単価は安いです。ヘラクレスなど大型用のケースの紹介はまたの機会に。
初めて飼育される方用に飼育ケース(スターターセット)は当ショップで取り扱っていますが専門店で販売しているものであるとかそうでないとか気にせず、いろんなところも見て自分が納得するのもを購入するのが一番だと思っています。
バランスのとれた食事
現在では様々なところで昆虫用ゼリーが販売されています。また身近なものが昆虫のごはんになったりもしたす。例えばバナナは栄養価も高く適していますがこまめに交換しないと腐敗してケース内がとてもイイにおいが充満します。バナナのほかはウリ科の野菜などで、多く与え過ぎてはいけないのがスイカ。スイカは水分量が多く排泄回数が増え不衛生になりやすいです。不衛生になるとニオイもキツくなりますし、コバエなど来て欲しくないものも寄ってきやすくなり、ヒトにも昆虫にも良くない環境が生まれてしまいます。なので昆虫ゼリーが手軽で与えやすいと思っています。
昆虫ゼリーならなんでもイイかと聞かれるとなんでもイイとは言えません。同時に違う種類のゼリーを昆虫の前に置いてみても食いつきのいいゼリーとそうでないゼリーはあります。比較すると乳酸系のゼリーが食いつきがイイ傾向です。
オススメする昆虫ゼリーはKBファームが販売しているプロゼリーなります。ほぼ全ての昆虫が好んで食すと思います、ですがそこそこイイお値段になるので、もっと財布に優しい価格帯のゼリーはフジコンのゼリーかDOSのゼリーとかになります。DOSのゼリーでヘラクレス、オオクワガタ、スマトラオオヒラタ、ダイオウヒラタ、ローゼンベルクオオゴンオニ、ディディエールシカクワガタ、タランドゥスオオツヤクワガタなどこちらで飼育しているもので食い渋りなどは現在のところ確認はしていないので選択肢のひとつとしても大丈夫です。
ですが、複数の種類の昆虫を同時に多数飼育していない限り大量な個数を定期的には必要としないのでプロゼリーのほうが手に入りやすいのであればプロゼリーをオススメします。
下の写真で左がプロゼリー16g、右が18gです。
16gは小さめのクワガタ虫や♀のクワガタ虫に適してます。70mmを超えるクワガタ虫(♂)にはワイドカップで大きく食べやすい18gのほうを推奨します。購入する際に迷った場合は大は小を兼ねると思い18gを選んでください。
下の画像左がフジコンの高タンパク乳酸ゼリー16gで右がDOSのブリードインセクトゼリーホワイトタイプ17gとなります。これらはネットぐらいでしか見たことないので送料とか考慮すると大量に必要としない限りプロゼリーと価格差があまり大きいとは感じません。見た目は同じに見えますがプロゼリーより水分量は多いと感じています。
以上、長くなりましたが、温度、単独飼育、ごはんを押さえていればなんとななります。あまり気構えしなくても大丈夫ですよ。

